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プレハブからユニットへ、求められるもの

2011年10月06日 12時47分

プレハブ」は、初期の頃は壁板と鉄の支柱とから作る掘立小屋の様なものだったように記憶しています。それが時代とともに「プレハブ」から「ユニット」へと進化をしていき、大阪万博の頃には、一部屋がまるまる1個のパーツとして、独立して存在するまでになりました。記憶は定かではないのですが、その時のパビリオンのなかには、建物すべてをユニットのみで組み立てて完成させたものがあったように記憶しています。その当時の構法としては画期的なものだったのです。


日常生活で頻繁に「ユニット」を意識するのは、ビジネスホテルを利用する回数が増えてきた頃からでした。旅行した時に、かかる費用をできるだけ安く上げるために、ビジネスホテルを使いだしたのです。そこでたびたび目にしたのは、あのトイレとバスが一体になっているキュウクツでセマックルシイ部屋でした。初めて見た時には、プラスチックのおもちゃの部屋のようで、少し感心しました。何処までが一体になっているのかと、便器に座っている間、辺りをじろじろと観察したものでした。


ビジネスホテルがあのように安く利用できるのも、「プレハブ」から「ユニット」への進化がその一端を担っているものと思われます。けれども、個人的にはあの空間は今でも好きになることは出来ません。機能一辺倒で完璧すぎるではありませんか。「ゆとり」というものが感じられないのです。自分がハチの幼虫になって、ハチの巣のなかの六角形の部屋に閉じ込められているような気分になってしまいます。人に与える精神面の事なども考慮に入れて、これからさらに改良されていくことを願います。